白川静
前回取り上げた白川静氏について、今月火曜日の『NHK知るを楽しむ』で取り上げられています。
漢字の世界、みなさん是非一緒に見ましょう!!!
タイトルは、尊敬する白川静氏の著書『漢字百話』から、ちなんでみました。
「徳」
先日、兄から電話があり、「友達の名刺の名前を書いてやって」と言われ書いたもの。その友人の名前の中の一字、「徳」です。
「運気UPの字でよろしく」との御達しでした。
漢字は元々神に奉げるものとして生まれました。
漢字はそのひとつひとつに、壮大かつ深遠な哲学が鎮座しています。
『漢字百話』において白川静氏曰く、「省」と「徳」はその形の意味合いにおいて関連のある文字で、眼の呪力による圧伏の行為を意味する、とのこと。
確かにどちらの文字にも「目」があります。
この目がポイント!
「目は口ほどにものを言う」という言葉がありますが、確かに目にはすごい力があると感じます。
「省」は、金文といわれる中国の古い文字資料において、『省道』の意に用いる、とあります。
眼の呪力によって、道を祓う行為のことで、「省」は動詞、「徳」は名詞、実体と作用というような関係だそうです。
(おっと~兄の名前にも「省」の字がある・・・いいぞぉ)
ということは、これらふたつの漢字には、ふりかかる邪悪なものを払拭するという意味があるようです。
徳のある人というのは、そういう力が鈍ることなく、自分の歩む道を自然といい方向へと導く作用が働く人ということか!
だから眼は、単に見えるものを見るという機能を備えているだけでなく、まさに呪力をも備えているということなのでしょう。
というわけで、兄の友人の名前の一字「徳」は、特に目の部分、微塵も濁ることなく澄んだ眼差しに、という気持ちを込めて書いてみました。
運気UPできますように。。。
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